番外編その2:「ヤツ」は突然やってくる。
「ヤツ」は突然やってくる。
この旅で一番イライラさせられたのが、
「冬の寒さ」でも
「田舎道を走る高齢者の軽トラ」でも
「頻繁に訪れる尿意」でも無い。
カーブやトンネルの道に切ってある縦溝…
「ヤツ」だ。
スリップ防止や凍結防止のためらしいがバイクはたまったもんじゃない。
四国の山道を気持よく走っていると、カーブで突然「ヤツ」が現れた。
いきなりハンドルが取られ、ガタガタ振動する。
「どうした〜」(ロバート山本風に)
突然来るから焦りまくる。
ニンジャはタイヤが太いので気にならないが、250TRはモロに影響を受ける。
四国、九州の山はカーブもトンネルも「ヤツ」だらけだ。
その度に「なんで〜」とロバート秋山、馬場が繰り出すボケに、
やる気無くリアクションする山本と同様に受け入れて、
やり過ごすしか手立てがない。困ったもんだ。
それでもなんとか四国、九州の旅も終わり後は高速で福岡を抜けるだけの
安心しきったオレに「ヤツ」が襲いかかる。
福岡都市高速のカーブに「ヤツ」はいた。
こっちは100kmで飛ばしてる。もうナスがままに受け止めるしか無い。
「もうや〜だ〜!」(ロバート山本風)